Boost
boost::variant は複数の方を入れられる型安全な union のようなコンテナで,次のように visitor パターンを使ってアクセスできます. Boost逆引きリファレンス > ユーザー定義型を扱える型安全な共用体 ですが,ちょっとした要素アクセスのために毎度 visit…
Boost.Spirit.Qi で定数リテラルのパースを行う処理を書くときに,小数点数と整数のパースでちょっと詰まった. qi::double_ | qi::int_ とすると 42 などの整数値も double 型でパースされてしまうし, qi::int_ | qi::double_ とすると,3.14 などの小数点…
boost::variant が保持している値の型が特定の型の場合だけ○○するという処理が多いの,でラムダ式で処理を書けるようにした. apply<{期待する variant が保持する値の型}>({variant な変数}, {適用したい関数}) という感じに使う. #include <boost/variant/variant.hpp> #include <iostream> int</iostream></boost/variant/variant.hpp>…
boost::variant の要素にアクセスする場合,which() メンバ関数で boost::variant が保持している値の型を見てからアクセスするか static_visitor でアクセスするかの二択が普通だと思うけれど,「which() でアクセスするのはマジックナンバー増えるから嫌」…
boost::variant はテンプレートに書ける型の数がデフォルトで 20 に制限されている.この値は variant_fwd.hpp に定義されている BOOST_VARIANT_LIMIT_TYPES マクロで確認できる. 今回は制限の 20 を超える数の型を boost::variant に指定したくなったので…
Boost.MPL でテンプレートの評価を遅延するやり方が分かっていなかったので調べてみたメモ. 具体例で書く. ある正数からその正数以下の連番文字列を作り出すメタ関数を考える.例えば,5 を入力すると "12345" が得られるものとする.面倒くさいので,入力…
Boost.Spirit.Qi は今まで parse() とか phrase_parse() に直接パーサを渡すだけで簡単にパースできる場合にしか使っていなかったので,真面目に文法を定義してパースしてみた. 作ったのは,四則演算と括弧と対数関数と指数関数が使える簡単な電卓. Boost.…
2/11に大阪で行われた Boost.勉強会 #8 に参加してきました. Boost.勉強会 #8 大阪 - boostjp前々からBoost.勉強会には興味があってぜひ参加したいと思っていたので,今回の勉強会は即参加を決めました. メンバ変数のメンバ関数内でのリソース管理 ( @cpp_…
先日のBoost.勉強会 #8 にて,id:heisseswasser さんの発表へのアキラさん( id:faith_and_brave )のツッコミで,Boost.Testでもモックテスト用のライブラリがあるという指摘がありました. どうやらドキュメントに載っていないらしいので,自分なりに調べて…