TokyoVim #14 に参加して git-messenger.vim を作ってみた

もう一週間も前ですが,TokyoVim #14 に参加して来ました. この4月に東京に来てからこういうコミュニティは初参加です. 最近 Vim script を書いていなかったので,とりあえず何か書きたいと思って,git-messenger.vimというプラグインを書きました.

git-messenger.vim

ソースコードを読んでいると,どういう意図で書いたのか分からない行が度々出てくると思います.そんな時,その行をコミットされたときのコミットメッセージが役に立つことがあります.git-messenger.vim では,特定の行がコミットされた際のコミットメッセージを表示出来ます.

一番オススメなのが,バルーンを使ってマウスカーソルが指す行がコミットされた時のコミットメッセージを表示します. バルーンについては,:help balloon してみてください. :GitMessengerBalloonToggle でバルーンによる表示を行うかどうかをトグルできます.

f:id:rhysd:20130428001744j:plain

キャプチャ時にマウスカーソルが非表示になってしまうので少し分かりにくいですが,マウスカーソルが 176 行目にある状態です. 右下にクリーム色のバルーンウィンドウが表示され,コミットメッセージを読むことができます. なお,バルーンウィンドウは gVim 限定の機能です.

他にも,カーソル行のコミットメッセージの summary を表示する <Plug>(git-messenger-commit-summary) や,コミットメッセージ全体を表示する <Plug>(git-messenger-commit-message) といったマッピング,カーソルが移動するたびにその行のコミットメッセージの summary を表示する :GitMessengerToggle といったコマンドがあります.

雑感

初めての TokyoVim 参加でしたが,聞いていた通り基本的にはもくもく作業する感じで結構作業が捗りました. 普段 Twitterlingr でお世話になっている人と実際に会って話せて楽しかったです. thinca さんに clever-f.vim 魔改造のお礼も言えたし. あと,作業の成果報告で Shougo さんが歌い始め,なんとも言えない空気を作り出していたことが印象に残っています. 色々お菓子をもらって,自分は何も用意していなかったのでちょっと申し訳なかったのですが,全員がお菓子を持ち寄るとそれはそれで多すぎて消費しきれないのでバランスが難しそうです.

懇親会では端末トークを聞いたり,同い年の @yomi322 さんと話したりしてました. 端末は今までなんとなく rxvt-unicode や Terminal.app を使っていただけだったので,色々奥が深い話を聞けて良かったです. 一番実装がしっかりした端末エミュレータが多い環境は Windows だというのが意外でした.

参加した皆さん,お疲れ様でした!